เข้าสู่ระบบ筋トレマシーンに押し潰されて死んだ私が転生したのは、ドはまり中のAI会話ゲームの世界だった! 折角だから推しの冷徹軍人を愛でようと思ったんだけど、なんか筋肉信者になってません!? 「大佐、待って、真面目な場面で脱がないで!!」 格好良い筈なのにお馬鹿可愛いAI軍人キャラと、前向き元気ヒロインが大活躍! 読むと元気がわいてくる! 楽しく笑えるほのぼの筋肉ラブコメ!
ดูเพิ่มเติม世界が平和となり、私が忙しくも充実した生活を送るある日、私は不思議な夢を見た。 (コハル……)(コハル、起きなさい……) 誰かが私を呼んでいる気がする。 私は寝ぼけながら返事をする。「うぅん。筋トレもう1セットですかぁ?」(違います、コハル……)(筋トレではありません、起きなさい……)「……はっ!?」 呆れたような声に促されて、私はようやく意識をはっきりさせた。 とはいえ、起き上がってみたものの真っ暗な空間だ。 けれど以前に世界が崩壊しかけた時のような嫌な感じはしない。 むしろ、何となく懐かしいような……。(やっと起きましたね、コハル) その瞬間、再び声がして、一気に私の視界が開けた。「……っ!?」 私は唖然とした。 目の前に現れた光景は――いわゆる現実世界、現代の、トレーニングジムだった。 そしてその中に佇む、一人の荘厳なマッチョレディの存在に気が付く。「あ、貴女は!?」「はじめまして。私はこの世界の神……。今は『筋肉の女神』と名乗った方が良いかもしれませんね」「えええっ!? 神さま?? 異世界転生の最初によくある奴ですか!?」「そうです。転生の説明やスキルの解説などをおこなう、あれです」「な、なぜ今になって……。というかこの世界にも神さまっていたんですね」 疑問を口にする私に、筋肉の女神さまは清らかな微笑みを浮かべた。「ふふふ。神とは人の想いに宿るもの。現代世界で流行したAIゲームにも、沢山の想いが集まりました。そして生まれたのが、この私です」「な、なるほど!」「本当は最初に貴女とお話したかったのですが……この世界のバグ要素、ビルド・マッソの存在により、会話することができなかったのです」「ビルドさんが妨害していたということですか?」「いえ、あの子も私の存在は知らないはずです。しかし世界に馴染めない彼の存在自体が、私の力を不安定にしていたのです」「そうだったんですか。あ、でも、こうして話しかけてくださったということは!!」 私の言葉に、筋肉の女神さまはにっこり笑う。「その通り! 彼もようやく、この世界を自分の居場所だと認めてくれたようです」「よ、良かった!」 私は心から安堵した。 目指していたのは、全員揃ってのハッピーエンドだったから。 ほっとしたら、不意に疑問がわ
私とカイル大佐は、マッスル国立公園でのデート真っ最中だ。 人が一番集まっている中央広場に向かう道すがら、私はビルドさんの近況について話していた。「ビルドさんは転移魔法が得意ですし、この世界の状況把握能力も凄いですからね。プロテインの滝の水を各地に運ぶのは天職だったみたいです!」「適材適所ということか」「なんだかんだで、現地の方にも感謝されているみたいです」「……そうか」 大佐は小さく息を吐き出すと、空を見上げながら笑った。「奴にも、居場所が見つかると良いな!」 私は大佐の言葉に目を見開くと、表情を綻ばせる。「はい、大佐! それにグルメシアでの農業は、凄い成果もあったんですよ! ……ほら、こっちです、こっち!!」 公園の大広場は賑わっており、沢山の露店が並んでいる。 私はそのうちのひとつの屋台を指さした。「これは……」 その屋台に並んだ物を見て、大佐は息を飲む。「ここはグルメシアからの出張露店なんです! プロテインの滝の水を使ってグルメシアで農業を行った結果……筋肉とグルメが融合した食材が誕生したんです!!」 目玉商品として売り出されているのは、ゴールデンビーフトマトの串焼き。 キラキラと金色に輝くトマトは、噛めば何故か肉汁があふれだしてくる。 しかも驚きの、タンパク質含有率50%である!「むぅ、美味いっ!!」 ――パァンッ!! 串焼きを購入して食べた大佐の服の上半身が、美味しさのあまり弾けた。「そうでしょう、そうでしょう!」 私も同意しつつ自分のトマト串を頬張るが、ひとつ問題に気づいた。 いつもは大佐の半裸対策で替えの服を持ち歩いているのだが、今日はデートなので何も持って来ていない。「流石にずっと、この状態というのは……! あ、あちらのお店に、服が置いてあるみたいですよ。行ってみましょう!」 服や雑貨などが並ぶ露店の存在に気づいて、私はそちらに駆けていく。 そして近づいた結果、そこが『筋肉聖女&筋肉大佐グッズショップ』だったことを知る。 「いらっしゃいませ、カイル大佐、聖女さま!!」 にこやかに接客をしてくれたのは、筋肉風邪の時にお世話になった黒髪の軍医さんだった。「って、何故ここに!?」「いやぁ、大佐と聖女様のロマンス本の人気が好調で! 他のグッズも出してみたら売れ行き順調
ダンベリアとグルメシアの戦争が終わって、国はすっかり平和になった。 そして私は見習いの立場を卒業し、晴れて正式な筋肉聖女に任命されることになったのだ!「うむ、めでたいな!」 軍の指令室で内示を伝えてくれた大佐が、感慨深そうに腕を組む。「なんだか、ちょっと照れますね、えへへ」 私は大佐の言葉に、頬をかきながら表情を緩めた。 平和になったので戦闘任務は殆どなくなったが、私は相変わらず元気にダンベリア軍で働いている。 今は農作業の手伝いや、グルメシアに続く道路の整備など、社会支援活動が主な仕事だ。「祝いもかねて、今度の休みに出かけるか!」「はい、大佐! ……はいっ!?」 反射的に返事をした後、私はハッとする。「え、た、大佐? それって、もしかして、もしかして……デートですか!?」 ここにきて、大変なイベントが発生してしまった! あたふたする私を、大佐は面白そうに眺めているのだった。◇ ◇ ◇ デートが決まってから、私はダンベリア王宮へと駆け込んだ。 以前お世話になった侍女さん達に、デートの相談をする為だ。「きゃーっ! 素敵じゃない!!」 みんな大はしゃぎで快く話を聞いてくれた。 その中でも、一番悩んだのは当日着ていく衣装だった。様々な案が出た。「可愛いめのワンピースが良いですよ!」 「いっそドレスを新調しちゃいます!?」 「筋肉映えを狙うなら、トレーニングウェアよね!」 わいわいと話し合いを重ねて、ようやく服装が決定する。 ――そして、大佐とのデートの日がやって来た。 場所はダンベリアの中心部にある、マッスル国立公園である。「大佐、おはようございます!」 私は結局、聖女服の白いローブをまとっていた。 裾の部分の金の刺繍は、侍女さん達が好意で追加してくれたものだ。 今日は筋肉聖女就任のお祝いでもあるのだし、この姿は自分の頑張りが認められた証みたいで、好きだったから。 服でおめかしする代わりに髪の毛は綺麗に整えて、マッスル菫の小さな花飾りを付けている。 少しは可愛いと思って貰えるだろうか。 私はドキドキしながら、大佐を見つめる。「ああ。おはよう!」 一方カイル大佐は、黒いタンクトップの上に軍用ジャケットをラフに羽織り、下はカーゴパンツという服装だった。 ――よく考えれば
カイル大佐の筋肉が、暗闇を打ち払った。 中空に投げ出された私を、大佐はしっかりと逞しい腕で抱きとめてくれる。 世界が眩い光に包まれて、目を開けていられない。「た、大佐っ……!!」 果たして、この世界に何が起きているのか。 理解が追い付かないが、ただひとつ、私の中で確かなことがある。 ――もう、大佐と離れ離れになるのは嫌! 私は必死に大佐にしがみついた。「私……、私も、カイル大佐が大好きです! ずっと、ずっとずっと、一緒に居たいです!!!」 私が大きな声で叫んだ瞬間、すんっと光が静まり、かわりに温かい風が頬を撫でた。「ふぇ?」 おそるおそる目を開けてみる。大丈夫だ、全然眩しくない。 気づけば私はカイル大佐に抱きかかえられたまま、廃墟と化した大聖堂まで戻って来ていたようだ。 そして、その場にいる皆――ダンベリア・グルメシア両国の兵士や随行団、モンスター軍団たち、バルク3世様とグルメリアス王は、唖然とした様子で私たちを見つめている。 きっと、突然あらわれた私たちに驚いているのだろう。「……」 「……」 暫くの間、沈黙が流れた。 私とカイル大佐は、お互いに顔を見合わせる。 とりあえず、皆さんに何か説明をしなくては。 ええと、何か何か、言わなくてはいけないことは――「皆さん、お騒がせしました! 世界は無事です!!」 私の宣言に、一拍の間をおいてから、わあっと大きな歓声が上がった。「やったぜえええっ!」 「流石大佐だ!!」 「筋肉聖女さま、ありがとおおおっ!!」 「ご結婚おめでとうございますっ!!!」「――んっ!?!?」 声援の中に、聞き捨てならない言葉を拾い上げて、私は目を白黒させた。「ま、待ってください!! 色々と謝ったり説明もしたいところですけど……。結婚って、結婚って何ですか!?」 声を裏返らせながら叫ぶ私に、バルク3世様がにこやかに答える。「ええっ? だってコハル……。さっき、カイルとずっと一緒にいるって言っていたじゃないか」 皆も聞いたよねぇ、と周囲に問いかけるバルク3世様に、その場の兵士たちが全員にこにこと頷いている。「ひっ、ひぇっ、ま、まって……。あれを叫んだ時、まさか、もう、ここに戻って来ていて……!?」 私がカイル大佐に叫んだ言葉は、実はこの場の全員に届いてい
「ごめんなさい……っ、ごめんなさい、ごめんなさいっ!!」 私は頭を抱えたまま、ひたすら謝っていた。 誰に? 大佐に? みんなに? きっと、この世界の全てに。 ――みしみし、みしみしみしっ。 空に大きな大きな亀裂が走って、どんどん広がっていく。 ひび割れた隙間から、漆黒の闇が差し込んで来る。 私の視界が真っ暗に染まっていく。私の世界から音が消えていく。 何も見えない。何も聞こえない。 周りがどんな様子なのかも、何も分からない。 ただただ、胸に広がるのは悲しい虚しい気持ちだけ。 ――みし、みしみしみし……パリンッ!! 亀裂はついに大空全てを覆い尽くし
「は、ハバネロ、お前、どうしてここに」 崩れ落ちた美食ロボの残骸の傍らで、グルメリアス王が声を震わせている。 「我が王、ご無事、ですか……」 倒れ伏していた赤髪の男――ハバネロさんが、よろめきながら顔をあげる。「我々は、精鋭軍を解任されましたが……。食事会の動向が気になり、密かに随行していたのです」「解任? なんのことだ!? お前たちは、私のことを見限ったのでは!?」「まさか! 我々は我が王を尊敬し、お慕いしております。今も……ぐっ……!?」 体を起こそうとしたハバネロさんが、大きく顔を顰める。 どうやら、足に大きな怪我を負ったらしい。「そんな……。では、何故!?」「全
「いけーっ、美食グルメロボ!! フォークミサイル発射ァ!!」 半分廃墟と化した大聖堂を、巨大なロボットが暴れ回っている。 ビルドさんはその傍らで、愉快そうに指示を出していた。 一方、グルメリアス王は前線からは退いたところで、兵士たち数名に守られながら事態を見守っている。 ちなみにダンベリア国王のバルク3世様も、サーロイン大臣に引き摺られて安全な場所へと避難していた。彼も戦いたがっていたが、怪我をしては大問題になるので仕方のない措置である。「皆さーん!! とくに、新兵の皆さーん!!」 私と大佐、そしてモンスター軍団たちは、乱戦の中心へと駆け入っていく。 その最中、私は大きな声を張
最初はピリピリとした雰囲気だった食事会も、すっかり和やかな社交の場へと変化していた。 グルメリアス王も料理を気に入ってくれたようで、ここまで出されたものは全て完食されていた。「ああ、このように楽しい食事は、いつ以来だろう」 会話の最中、そう呟くグルメリアス王の言葉に、私は静かに耳を傾ける。「料理も勿論だが、皆が十分な量の食事を笑顔で口にしている。食材自体はどれも素朴なものであるのに、どうして……」「それはね、きっと、この食事に思いやりがつまっているからだよ」 バルク3世様が、グルメリアス王へそっと答える。「料理を作った人、食材を準備した人、会場を整えた人……。皆の力が一つに